ヴァイオリンレッスン

こちらでは当教室でどのような考えでレッスンを行なっているかもう少し詳しくにお伝えいていきたいと思います。もちろん個人レッスンですのでその方のご希望、レベルに合わせた内容であることは言うまでもありませんが、「ご希望」とは「好きな曲をいつでもやらせてもらえる」のとは少し違います。お好きな曲も思った通りに演奏できなければ辛いだけですしすぐに飽きてしまうでしょう。「レベル」に関しましても単純に教本の進み具合ではなく個々の問題点に合わせたレッスン内容と練習方法でなければ効果が出ません。これらのことをご一緒に考え、検討しながら実践していけるレッスンをしたいと考えております。

レッスン回数と時間について

レッスン時間と次のレッスンまでの日数はレッスン効率と練習のペース作りに大きく影響します。体験レッスンにてご一緒に弾いてみてからその方のご希望、ご事情をお伺いして決めていきます。

未就学児ならびに初心者:

最初の2年くらいは短い時間のレッスンを毎週が理想的です。経験年数が進むほど長い時間のレッスンも可能になり、同時にレッスン間隔が開いてもペースが崩れにくくなりますのでスケジュールを柔軟に組むことが出来るでしょう。大人の方でしたら1年後くらいから隔週の方もいらっしゃいます。しかし回数が少なければ進みも緩やかになります。「日にちが開くことで忘れてしまいそう…」「集中することが苦手」「家で練習できない」という方は時間は短かめでもこまめにいらっしゃることをお勧めいたします。

小中学生:

月3〜4回がペース的にお薦めです。お子様は伸び盛り、ある程度安定してきたからとここで回数を減らしてしまうのは勿体無いです。この時期にしっかりと音楽の基礎をやっておくことで一生の財産となるでしょう。無理なく生活の中に取り入れていくために学校行事やご家庭のイベント、定期テスト期間などはお休みにするなど調整されると良いと思います。回数が少なすぎてあいだが開きますと忘れてしまうのでお子様もつまらなく感じてしまいます。受験などご事情ある方はスケジュール調整致しますのでご相談ください。レッスン時間はその方のレベルにより変わってきます。レベルが上がってきますと短時間では難しくなってくることがお分かりいただけるかと思います。

受験などでお忙しい方:

一時的にご休会される方もいらっしゃいます。しかし「家での練習時間はあまり取れないが息抜きに来たい」という方も結構いらっしゃいます。それまでよりレッスン回数を減らすなどして練習が出来ていなくてもレッスンを楽しんで吸収していける工夫をしていきます。

大人の方:

経験年数により様々ですが基本的にはお仕事やご家庭の事情、体力的なことを考えて決めていきます。やってみて途中で変更することももちろん可能です。ここで注意点ですが完全不定期なレッスンや単発のレッスンは基本お断りしております。ヴァイオリンは基礎が安定してくることで上達が見込めるもので計画性が大切です。定期的に通うことで基礎が積み重なり、少しずつ思い通りに弾けるようになってくることを実感していただけたら嬉しいです。オーケストラの譜読みなどのお手伝いも喜んでいたしますが、基礎に問題があるために難航している場合も多く見受けられます。基礎にも触れながらのレッスンを行なっております。

音大受験などプロの道をお考えの方:

当教室は音楽高校、音楽大学受験用のレッスンは行なっておりませんが、自身並びに家族の受験経験からアドヴァイスをさせていただくことは可能です。専門の道へ行くには小さい時からのスピード感ある基礎重視のレッスン内容と相当数の本番回数が必要で、同時にソルフェージュや副科ピアノなども含めた幅広い音楽の勉強が必要です。同じ道を目指すお友達や憧れの存在となる先輩たちから刺激を受けることも重要です。専門の機関でのレッスンが必要となりますので費用もかかりますし、ご家庭での練習時間もかなりのもの、それなりの覚悟が必要です。ここでまず大切なことは、専門の道へ行く行かないにかかわらず基礎をきちんと積み重ねていくことは一歩ずつ前進していくために必要不可欠だということです。同時にいつも音楽を生活の中に置いて楽しむ習慣があることで楽曲を無理なく吸収できるような環境作りをしていくことが大切です。

楽譜や教材について

教材としての楽譜は私の方でお薦めのものをご提案いたします。すでにお持ちの楽譜がある場合は一度ご持参ください。同じ曲でも出版社が異なれば書いてあるボーイングや指使いも違いますし、場合によってはスラーや強弱記号もオリジナルから書き換えられているものもあり、正しく楽曲を理解するのに適切でないと思われるものもあります。楽譜は財産ですのでレッスンで使用する楽譜をご自身で購入する場合には一度ご相談いただければと思います。

楽器について

お子様用分数楽器につきましては台数は限られておりますが一部レンタルもございます。購入回数を減らそうと身体に合わない大きめの楽器を持たせるのは絶対にお勧めできません。姿勢も崩れますし重くて扱いにくくすぐに疲れてしまうでしょう。サイズは身長だけではなく腕の長さや手の広がり具合などをみて決めます。

フルサイズ(大人用)はレンタルはございません。楽器のタイプの希望や予算をお伺いして購入のお手伝いをさせていただきます。

古い楽器をお持ちの方は一度レッスンにご持参ください。楽器はメンテナンスが必要です。きちんと修理を行えばまだまだ使えることが多いです。ただし保存状態によっては新品の楽器を購入した方がお安い場合もあるかもしれません。